市内入選者児童とJTAの玉城支社長(奥左端)、講評した北田さん(中列左端) =未来創造センター内中央公民館多目的ホール

最優秀賞は村吉、宮城、大城さん JTA・RACあおぞら図画コンクール

 日本トランスオーシャン航空(JTA)と琉球エアーコミューター(RAC)は29日、第41回JTA・RACあおぞら図画コンクールの宮古地区表彰式を市未来創造センター内多目的ホールで行い、宮古地区で入賞した25人がJTAの玉城力支社長から一人ひとり賞状を受け取った。最優秀賞には村吉美柚さん(下地小2年)、宮城柚月さん(同3年)、大城璃和さん(南小2年)の3人が選ばれた。なお、多良間村の表彰式はきょう1日に開催される予定。
 同コンクールは県内離島および奄美大島、与論島に住む小学生を対象に「わたしの大好きな島」をテーマに行われ、応募総数380点で宮古島からは184点の応募があった。
 入賞者には賞状のほか副賞として、最優秀賞にはJTA・RAC親子ペア往復航空券、優秀賞と佳作には、画材セットとJTAオリジナルグッズなどが贈られた。
 最優秀・優秀賞の作品はJTA機内ビデオ、機内誌「コーラルウェイ」で紹介するほか、入賞作品全54点をJTAウェブサイトに掲載する。宮古空港ターミナルでも2024年1月中旬ごろに展示予定。
 玉城支社長は「宮古島を思う子どもの感性に感動した」と話し、「色とりどりで力強く、まわりの環境や自然から宮古が大好きなんだという思いが伝わってきた。たくさんの応募を頂き感謝したい」とあいさつした。
 そのほか、来賓の大城裕子教育長は「JTAおよびRAC社の地域を思う人材育成の取り組みから、みなさんの身の回りにある自然や文化が画用紙を通して伝わってきた」と感嘆した。
 市内に拠点を置く匠アトリエの北田匠さんが講評し、「4年間この講評に携わってきたが、いろんな変化があった」と述べ、「この数年はコロナ禍でみなマスク姿の絵が多かったが、今回は表情が読み取れる。特にみなさんが残した絵は数年後にはそこにない可能性がある姿。その姿を色や絵で表すのはすごいこと。入選に漏れたもののすばらしい作品がたくさんあった」と話した。
 その上で「みなさんの絵が飾られる那覇空港やあちこちの空港で見た観光客が宮古に興味を持って来てくれる。今後も頑張って続けてほしい」とメッセージを贈った。

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