60周年記念式典で歴代会長に感謝状を贈呈する富山会長(左) =ホテルアトールエメラルド宮古島

60周年節目に決意新た ライオンズクラブ記念式典

 宮古ライオンズクラブ(富山忠彦会長)の結成60周年記念式典が25日、平良下里のホテルで行われた。1962年に全国で402番目、県内5番目のクラブとして誕生。節目を迎えて今後もより良い奉仕団体であり続けるため決意を新たにした。式典には県内外からライオンズクラブをはじめ関係者が出席し、同クラブのさらなる発展を祈念。歴代会長や永年在籍者に感謝状が贈呈された。26日は保良漁港で市民やレオクラブと合同海岸清掃を行う。
 式典で富山会長は「地域社会で奉仕活動を連綿と続けられたのも地域の皆さんの理解と力添え、仲間の力強い支援の賜物」と感謝し、目まぐるしく変わる社会環境の中で「いま地域に求められている奉仕とは何か。地域が抱える問題は何か。青少年の健全育成のためにできることは何か。いつも問い続け、答えを見つけ、実践することが宮古ライオンズクラブの存在意義であり、これまで培ってきた大切なクラブ文化。これからもより良い奉仕団体であり続けるために、会員とともに時代に合った新しい奉仕活動を創り出していきたい」とあいさつした。
 来賓の大城裕子市教育長が「誕生以来、その時々に求められている奉仕活動を実践し、宮古の発展に貢献してきた。結成60周年の節目が、宮古島の宝である子供たちの健やかな成長につながっていく契機となることを願っている」と祝辞を述べた。
 続いて親子宮古凧づくり教室や凧揚げ大会、市社協との災害ボランティアの支援に関する協定締結、レオクラブの結成、コロナ禍での子供食堂支援、中高生絵画コンクールなど同クラブのこれまでの活動が映像で紹介された。
 表彰者は次の通り。
【歴代会長】新城浩吉(第51代)友利勝一(第52・53代)新山広明(第54・55代)下地隆之(第56・57代)平戸新也(第58・59代)
【永年在籍者】下地忠男(43年10カ月)黒島正夫(42年7カ月)羽地義禎(41年4カ月)下地孝司(33年5カ月)高里俊夫(25年3カ月)

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