「粘土アニメーション教室」に参加し、粘土をこねる児童ら =福嶺小学校

「移動大学in城辺」開催 児童ら粘土アニメなど体験

 沖縄県立芸術大学主催の「移動大学in城辺」が26日から、福嶺小学校で始まった。城辺地区を中心とした宮古島市内の児童と生徒が参加するイベントでは、同大学芸術文化研究所の久万田晋所長を始めとする14人の教授らが「粘土アニメ」、「楽カマ陶芸」、「織あそび」など各教室を開講した。この日、参加者は同大学の研究成果を取り入れたそれぞれの教室で、楽しみながら沖縄の芸術文化を体験した。 移動大学は27日まで。
 イベントは、同大学における芸術文化の調査研究と実践の成果を広く県民に還元するとともに、開催地となる文化の活性化に貢献し、大学と地域の相互交流を目的として行われる。開催は2010年ごろから始まり、今回で15回目。宮古地域での実施は、過去に伊良部地区で行われたが、同地区では初めてとなる。
 福嶺小の前川和昭校長は開講式で「子どもたちが沖縄の文化に関わる貴重な体験の機会となり、とてもうれしく感じている。子どもたちが成長して大人になった際、沖縄の文化に関わって仕事がしたいなど道が開けることを楽しみにしている」とあいさつした。
 教室は▽粘土アニメ▽織あそび▽楽カマ陶芸▽歴史・文化▽三線▽空手▽琉球舞踊―の7種。粘土アニメでは小麦粉粘土で好きなキャラクターを作り、アプリ「StopMotionStudio」を使用してアニメーションを作成。織あそびでは段ボールの機を使用し、コースター作りを行った。
 同日は午後6時半から「移動大学in城辺、地域文化芸能交流会」を開催。主な演目として、空手・琉球舞踊教室の生徒や講師による発表や保良しーにん会の福嶺ヨンシー、保良クイチャー会の保良クイチャーをそれぞれ披露し、会場を盛り上げた。
 久万田所長は「移動大学ではいろんな分野の教室が開かれる。子どもたちが手や体を動かして、何かを発見するきっかけになればいい」と語った。
 織あそび教室に参加した新城みなさん(平一小4年)は「前から織物をしているが、段ボールを使った機織りは初めて。将来は手芸を仕事にすることも考えている」と話した。
 同大学は、27日午前まで行われ閉講する。

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