大臣感謝状伝達で(左から)親川さん、島尻さん、野路さん、羽地さん =上野野原の島尻さん自宅

10人に農水大臣感謝状 農業経営調査に長年従事

 2022年度「統計の日」の18日、長年にわたって農林水産統計業務に携わった協力者に対する農林水産大臣感謝状が、宮古島市内で農業経営統計調査を継続している10人に授与された。同日、沖縄総合事務局宮古島農林水産センターの親川豊センター長が7人の自宅を訪れ賞状を伝達した。20日には3人に授与する。関連で沖縄総合事務局長感謝状が農業経営統計調査で6人、面積統計調査員で5人、経営統計専門調査員で1人の計12人に贈られる。
 同日午前、10年間にわたって業務に携わる上野野原の島尻幸夫さん(74)の自宅で行われた農林水産大臣感謝状伝達には、親川センター長と羽地さゆり次席統計官、経営統計専門員として羽地さんを担当する野路美由希さんが参加。
 親川センター長が賞状と記念品を羽地さんに手渡し「調査に携わる皆さんには忙しい中、記帳などの統計に協力いただいている。調査の結果は各種農林水産の基礎資料として活用されている」と述べ、さらなる調査への協力を求めた。島尻さんは「立派な感謝状をいただき感無量。この10年を励みに健康が続く限り頑張りたい」と語った。
 「統計の日」は、その重要性に対する関心と理解を深めるとともに、統計調査への一層の協力を求めようと制定。22年度は県内で大臣感謝状25人、局長感謝状27人の計52人が授与対象となった。
 農業経営統計調査は、農家の収入や農畜産物の生産コストの実態を調べるもので、県内ではサトウキビなどの販売収入や農業支出の情報や農作業時間の記帳などで協力。面積統計調査員は現地で耕地と農作物の作付け状況の調査票記入および提出を行う。経営統計専門調査員は農家を訪問して経営概況や支出、労働時間を把握し、集計や内容審査を報告する。
 感謝状授与対象者は次の通り。敬称略。
【農林水産大臣】農業経営統計調査10年=島尻幸夫(上野野原)前川直喜(平良西里)山里邦雄(平良西仲宗根)▽同5年=西里明男(平良西里)島尻広和(伊良部長浜)池間邦敏(平良西原)立津明春(平良西仲宗根)野崎英世(上野上野)津波古幸男(城辺下里添)砂川盛栄(城辺福里)【沖縄総合事務局長】農業経営統計調査3年=仲里敏夫(下地与那覇)狩俣昌弘(平良東仲宗根)久高秀夫(同)友利裕憲(城辺福里)平良幸吉(城辺保良)渡久山毅(伊良部佐和田)▽面積統計調査員14年=佐藤末治(平良西里)大鴈丸茂(平良下里)近角敏道(伊良部伊良部)松元直美(城辺砂川)▽同13年=与那覇晃規(平良下里)▽経営統計専門調査員6年=野路美由希(城辺新城)

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