宮古島市週計1284人 新型コロナ

 県は6日、宮古島市で新たに152人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。7月31日週の合計は1284人となり、3週連続で千人を越えているものの、6週間ぶりに前週比減となった。県は宮古地区では減少傾向に転じているとしている。多良間村は2人が確認され、1週間の合計は12人。県内では新たに5066人が確認され、週計3万5275人。こちらは前週比1193人の増となり、過去最多を更新した。
 市は前週同曜日(7月30日)の251人から99人の減。今週は7日中4日が前週比減となった。週計は最多だった先週の1318人から34人の減。若干の減少は見られるものの、1週間の新規感染者が6月の1126人を上回る状況は続いている。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は2350.57人。全国平均(1178.87人)の2倍をわずかに下回り、県内の2375・23人より小さい値となった。累計は市が1万5140人、村が155人。
 県の宮里義久感染対策統括監はオンラインで開いた会見で「宮古地区の新規陽性者は前週比で1を切っており、減少に転じつつあると考えている」と述べた。
 6日の新規陽性者は10歳未満から90歳以上の男女。152人中、年代別で最も多いのは10代の23人で、30代と40代の22人、10歳未満の19人と続く。県外在住者は7人。
 宮古地区の入院者は17人。宮古病院が11人(中等症4人、軽症7人)、民間病院が6人(中等症2人、軽症4人)。病床使用率は25.8%。宿泊施設療養中28人、自宅療養中1089人、入院調整中460人。
 宮里統括監は「病床使用率は改善されつつあるが、就業制限になっている医療従事者が多いため、総合的に医療体制のひっ迫は続いている」と話した。
 県内の新規陽性者は前週同曜日の5762人から696人の減。2日から5日連続の5千人超で、3日には初めて6千人も突破し、週間では最多を更新。
 同日現在、県が支援に入っている福祉施設は239。施設内療養中は1586人で、うち酸素投与が必要な人は90人。

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