新型コロナ 市264人、過去3番目

【那覇支局】県は2日、宮古島市で新たに264人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。200人台は7月31日以来、2日ぶりで、1日の新規感染者数では過去3番目となった。累計は1万4411人。多良間村では7月29日以来、4日ぶりに確認されなかった。累計150人。県内では新たに5594人が確認された。累計は36万7660人で、数値上は県民約146万6000人の4人に1人が感染したことになった。

 市内患者は10歳未満から90歳以上の男女。前週同曜日から14人減少した。年代別では40代の54人が最多。30代の37人、10代、20代の各36人が続く。県外在住者は8人確認された。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は2427・46人。
 宮古地区の入院中22人、宮古病院18人(重症1人、中等症13人、軽症4人)、民間病院4人(中等症1人、軽症3人)。病床使用率は33・3%。宿泊施設療養中38人、自宅療養中910人、入院調整中790人。
 県内の新規感染者は前週の同じ曜日を28人下回った。年代別では10歳未満の888人が最多。国基準の重症者は25人。追加のクラスター(感染者集団)も発表され、県立中部病院で新たに3人の感染と1人の死亡、県立精和病院で2人の感染が報告された。感染者の累計はそれぞれ26人、39人。
 県の宮里義久感染対策統括監は県の状況について「依然として人口比では2000人を超えており、きょうも5000人台の感染者が確認されている。予断を許さない状況で、感染が鈍化したとは考えていない」と話した。
 また、県立南部医療センター・こども医療センターでは、医療従事者の休業が増加している状況から救急患者の受け入れを一部制限すると発表した。
 全国と比較可能な直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は2327.09人で130日連続全国ワースト。全国平均1121.47人の2倍を超えている。

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