土壌改良材、ろ過など4件

県はこのほど、漂着軽石の利活用について応募の中から実現の可能性を調査し野菜や作物栽培の農林用土壌改良材、園芸資材、赤土流出防止(フトン籠)と農業用暗渠排水のろ材の4件を検討する事業として選定したと発表した。現在、検討作業を進めている。

 昨年8月に発生した海底火山「福徳岡ノ場」の噴火により、沖縄本島や宮古島などに軽石が漂着し、漁業や観光に大きな影響を及ぼしている。県は利活用に向け、民間事業者や団体が有する技術やアイデアを募集した結果、45者88件の応募があった。
 県が選定した4件以外は、実現可能な提案の一部をアイデア集としてまとめてウエブに掲載するとともに、県や市町村が回収した軽石の保管場所や譲渡方法、漂着軽石の試験結果も紹介している。未掲載アイデアは提案事業者への利活用聞き取りや法令上の問題点などを補完し、順次追加を予定している。
 ウェブサイトは、https://okinawa-karuishi-rikatsuyo.jp/。

関連記事一覧