新型コロナ 宮古島市2日間で257人感染

 【那覇支局】県は13日、宮古島市で新たに127人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。12日は130人。2日間で257人。100人を超えるのは7日の113人以来、5日ぶり。累計は1万884人。多良間村は11日連続のゼロ。累計90人。県内では新たに3518人が確認された。12日は3436人が確認され、2日連続で3000人を超えるともに5月11日の2702人を上回り、過去最多を更新した。2日間で6954人。累計は28万847人と28万人を超えた。
 13日の市内患者は10歳未満から90歳以上の男女。前週同曜日から40人増加した。年代別では30代の22人が最多。10歳未満、10代の各20人、40代の17人が続く。確認中は1人。2日間で県外在住者は2人確認された。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は1184・44人。
 宮古地区の入院中7人、宮古病院7人(中等症2人、軽症5人)。病床使用率は10・6%。宿泊施設療養中31人、自宅療養中481人、入院調整中269人。
 13日の県内の新規感染者は前週の同じ曜日を1277人上回った。10日連続で前週の同じ曜日を上回った。年代別では10代の688人が最多。療養者は2万598人で2万人を超えた。国基準の重症者は19人。新たなクラスター(感染者集団)も2日間で2例報告され、13日までに県立八重山病院で6人、県立北部病院で7人が集団感染した。累計704例。12日には沖縄市の70代女性と80代の男性、中部保健所管内の90代女性、南城市の70代男性の4人の死亡が報告された。累計479人。
 県の宮里義久感染対策統括監は「全国的に感染力の高い『BA・5』に置き換わりが進み、感染者の増加につながっている。連休や夏休みを迎える中で感染対策やワクチン接種をお願いしたい」と話した。
 県は同日、ゲノム解析の結果を発表し、244検体のうち71検体から「BA・4」「BA・5」が確認されたと発表した。割合は29・1%に上り、前回の13%を上回り、急速に置き換わりが進んでいる。71検体のうち、42検体のゲノム解析の結果、41検体から「BA・5」が検出されている。
 全国と比較可能な前日時点の直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数1104・42人は110日連続で全国ワースト。全国平均は289・00人。

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