新型コロナ 市47人、多良間村1人感染

 【那覇支局】県は2日、宮古島市で新たに47人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。累計は9984人と1万人に迫った。1週間(6月26日~7月2日)の感染者数は328人で、前週の173人を上回り、7週ぶりに前週を上回った。多良間村は3日ぶりに1人の感染が確認された。累計90人。県内では新たに1695人が確認された。8日連続で前週の同じ曜日を上回った。累計は25万6797人。
 市内患者は10歳未満から70代の男女。前週同曜日から20人増加した。年代別では30代の8人が最多。40代、60代の各8人、10代の7人が続く。県外在移住者は1人確認された。1週間のうち、前週を下回ったのは27日の11人の1人減少のみで、増加傾向が鮮明になっている。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は600・46人と6月9日の638・9人以来、23日ぶりに600人を超えた。
 多良間村の患者は年齢確認中の女性。6月30日に発病し、1日に感染が確認された。
 宮古地区の入院中2人、宮古病院1人(中等症1人)、民間病院1人(軽症1人)。病床使用率は3・0%。宿泊施設療養中20人、自宅療養中231人、入院調整中133人。
 県内の新規感染者は前週の同じ曜日を196人上回った。年代別では10歳未満の259人が最多。国基準の重症者は8人。新たなクラスター(感染者集団)も2例報告され、6月に那覇市の社会福祉施設で合わせて41人が集団感染した。累計697例。
 通信大手のKDDIが運営するauなどの携帯電話サービスで発生している通信障害の影響で、感染者への連絡が伝えられなくなる事例が発生している。県は固定電話で連絡を取るなどの対策を行っている。

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