インボイス制度実施に向けて行われた宮古法人会の説明会
=未来創造センター研修棟
宮古法人会 インボイス制度で説明会
2023年10月1日からはじまるインボイス(適格請求書)制度に向けた説明会(宮古法人会主催)が28日、未来創造センターで開催され、事業所担当者らが参加して概要について理解を深めた。同会では来年3月までの事業者登録について早めの対応を求めた。
インボイス制度は、消費税の仕入税額控除の方式として開始される。請求書発行は、「適格請求書発行事業者」に限られ、申請書を提出し、登録を受ける必要がある。同法人会ではことし1月から電子取引のデータ保存が強制され、インボイス制度でも全ての事業所にも支出が増えるなど関係するとし、制度概要や免税事業者及び課税事業者の対応について説明会を実施した。
宮古島税務署の沖幹雄統括国税調査官が連絡事項を説明したあと、税理士の高瀬智亨氏(フォルテシア総合会計事務所代表)が講師を務め、制度概要を紹介したほか、午前に「免税事業者や免税事業者と取引のある課税業者対応」、午後に「課税事業者の購入側面と販売側面からの対応」の2回に分けて説明した。
会場には市内の個人及び法人事業所の担当者や関係団体職員らが参加。高瀬氏の説明にメモを取るなど熱心な表情で聴き入った。