宮糖多良間 保健所が残渣撤去指導

【多良間】宮古製糖多良間工場がサトウキビを圧搾した際に排出した残渣(搾りかす等)を隣接する雑木林に廃棄したことを受け、宮古保健所は17日現場を確認し、同工場に廃棄した残渣の撤去や排水処理の適正化などを指導した。来週にも対処方法の報告を求めている。

 廃棄されたヘドロ状の残渣は排水処理施設の不具合のため処理しきれず雑木林に廃棄され、付近にある同村字塩川の三ツ瀬公園近くの海岸にも流出していた。11日には村関係者や村議会が現場付近を視察した。
 同保健所生活環境班によると、排水が基準に適合するよう排水処理施設の修理を求めたほか、雑木林に廃棄した残渣や農地に肥料として散布したものも早急に撤去し、適正に処理するよう指導した。

関連記事一覧