「ぱしふぃっくびいなす」の寄港で供用開始される平良港クルーズ専用岸壁 =平良荷川取地先北防波堤(平良港湾事務所提供)

クルーズ船専用岸壁 きょう共用開始

 日本クルーズ客船の「ぱしふぃっくびいなす」(2万6594㌧)が29日、平良港に入港する。クルーズ専用岸壁が完成してから初めての寄港となる。県内のクルーズ船受入は新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて中止が続いており、関係者によると寄港は2年4カ月ぶりとなる。
 同船は全長183㍍、幅25㍍。客室数は230室。今回のクルーズは神戸港発着の「南西諸島 島めぐり~宮古島・沖縄・奄美・屋久島」のコースで6月26日~7月3日の7泊8日の日程。平良港専用岸壁は29日午前7時30分入港、午後6時出港予定。
 当日は横断幕やミス宮古島の出迎えなどが行われる。平良荷川取の旅客受入施設及び岸壁への入場は関係機関・団体及び報道各社に制限。船内外での乗客の感染防止対策などを実施するなど対応する。乗客は自由行動で、下船後にバスやタクシーなどで島内観光を楽しむという。
 クルーズ専用岸壁は全長420㍍で、クルーズ船22万㌧級に対応できる。国際クルーズ拠点整備事業で平良港北防波堤沖側に整備され、関連で宮古島市が旅客受入施設を建設したが、供用開始がコロナ禍のため延期されていた。

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