会場には多くの市民らがチケットを求めに訪れた
=市未来創造センター研修室
「方言大会」チケット販売で市民が列
市文化協会(饒平名和枝会長)は7月10日にマティダ市民劇場で行われる第27回鳴りとぅんみゃ~く方言大会のチケットが25日、市未来創造センターなど市内5カ所で発売され、各施設には開始前から多くの市民が訪れチケットを買い求めた。
会場のうち市未来創造センターでは研修室に販売ブースが設けられ、午前10時の販売開始前には30人ほどの購入希望者が待機した。
午前8時30分に会場に来たという平良西里の60代男性は「大事な方言を残さなければいけない。後輩が出場するのでとても楽しみ」と方言を交えながら話した。
平良西辺の70代女性は「毎年来ていたので3年ぶりの開催となりうれしい。色んな人が宮古の方言で面白いことや格言、島の昔話などをしてくれると思うので期待している」と述べた。
3年前に大阪から宮古島に帰ってきたという女性は「子どものころに移住したので宮古の方言を喋ることができない。初めて見る大会で言葉を勉強したい」と笑顔だった。
饒平名会長は「大会には方言の保存、継承の目的もある。みゃーくふつの妙味を楽しんでほしい」とコメントした。
同協会によるとチケットはまだ若干余裕があり、今後は市未来創造センター内の同協会事務局で販売するという。火曜日~金曜日の午前9時~午後5時まで対応可能。問い合わせは同協会(79・5880)まで。