前月並の価格を維持した6月期肉用牛セリ市 =19日、JA宮古家畜セリ市場

宮古セリ市 子牛1頭平均62万円

 JAおきなわ宮古地区本部(下地誠本部長)の2022年6月期肉用牛セリ市が19日、平良山中の同農協家畜セリ市場で行われた。月齢12カ月以内の子牛337頭(100%)が落札され、1頭当たりの平均価格は62万1180円で前年同月比5万7212円安、前月比3921円安となった。今月は県内他セリ市場でも前月に比べて価格が下落する中、前月並を維持した。
 成牛を含めた販売額は2億2067万円。子牛価格の内訳は去勢が66万2872円で前年同月比6万527円安、前月比1万7782円安、牝が55万8020円で前年同月比5万3384円安、前月比8713円高。1頭当たりの最高価格は去勢が115万9400円、牝は132万1100円。平均体重は去勢が284㌔、牝が259㌔で計274㌔。
 成牛1頭当たりの平均価格は22万6798円で前年同月比12万1193円安、前月比2435円安。
 今月のセリについてJA宮古地区畜産振興センターは「生産コストの上昇で全国的に素牛相場は下がっており、先行きも不透明なことから今は上がる要素が見えない。県内軒並み値下がりする中、前月並を維持できた」と話した。

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