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大同火災海上保険 市長に「安全白書」贈呈

 大同火災海上保険の上間優会長は16日、市役所に座喜味一幸市長を訪ね、退任のあいさつをするとともに、沖縄県の交通安全・防災・防犯・健康についてまとめた「この島のあんしん・あんぜん白書」を贈呈。宮古島市の事故災害防止について意見を交わした。
 白書は2021年度版で、「安心・安全な沖縄県を目指して」をテーマに、県の現状を客観的に知るための資料として作成。新型コロナ対策で社会活動が制限された影響などから、交通事故の件数や事故による死者数は統計上最も少ない数を更新したという。ただし、交通事故に占める飲酒絡みの人身事故の割合は依然として全国的に見ても高い水準にあり、抜本的な対策が必要としている。
 上間会長は「事故防止の観点から今後も力を入れたい。宮古島市でも研修やセミナーを進めたいと考えている」と述べた。
 座喜味市長は「6月29日には国内クルーズ船も寄港するが、観光客が戻ってくるとレンタカーの事故が増える恐れもある。連携をしっかりとっていきたい」と話した。また、6月いっぱいで退任するという上間会長を「今後もお元気で活躍してください」と労った。

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