新型コロナ 2日間で市89人、県1800人感染、2人死亡

【那覇支局】県は25日、宮古島市で新たに24人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。24日は65人が確認され、2日間で89人。累計は5268人。1週間当たりの人口10万人当たりでは924.49人と2日連続で900人超え。多良間村は2日連続のゼロ。累計77人。県内では新たに489人の感染が確認された。24日は1311人。2日間で1800人。累計15万3804人。県は25日、新たに2人の死亡を発表した。累計447人。

 25日の市内患者は10歳未満から60代の男女。前週同曜日の26人と比べると2人減少した。9日ぶりに前週の同曜日を下回った。推定感染経路は11人が明らかになっていない。年代別では10歳未満と10代の5人が最多で20代4人が続く。職業別では小学生の4人が最多でサービス業の3人、飲食業、製造業の各2人が続く。確認中は7人。県外在住者は2日間で2人が確認された。
 宮古地区の入院中2人、宮古病院2人(中等症2人)。病床使用率は3・0%。宿泊施設療養中18人、自宅療養中374人、入院調整中168人。
 25日の県内患者は10歳未満から90歳以上の男女。前週の同じ曜日を86人下回った。2日連続で前週を下回った。1日当たりの新規感染が500人を下回るのは3月28日の362人以来、28日ぶり。年代別では30代が最多。県基準の重症者は8日連続ゼロ。県は同日、豊見城市の90代と那覇市の70代男性の死亡を報告した。累計443人。
 県は妊婦の感染が増えているとして、マスク着用などの感染対策の徹底や感染リスクの高い場所への外出自粛、妊婦や同居者の早めのワクチン接種を呼び掛けた。県内では2020年は約25人、21年は約395人に対し、22年は1月が約270人、2月が約150人、3月が約180人、4月が20日時点で約210人の妊婦が感染しており、4月が月別で最多になる可能性があるとしている。
 県は24日、オミクロン株の別系統で感染力の高い「BA.2」のゲノム解析の結果を発表した。5~18日の感染者96検体のうち83検体(86.5%)から検出された。宮古地区は12検体中6検体(50.0%)だった。県は置き換わりが進んでいることが感染者の増加の一因とみている。

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