新型コロナ 宮古島市55人の感染

 【那覇支局】県は9日、宮古島市で新たに55人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。50人を超えるのは6日の56人以来、3日ぶり。累計は4358人。1週間当たりの人口10万人当たりでは507.09人と1月20日の525.40人以来79日ぶりに500人を超えた。多良間村は11日連続のゼロ。累計76人。県内では新たに1524人の感染が確認された。1500人を超えるのは1月15日の1826人以来、84日ぶり。累計13万3040人。

 市内患者は10歳未満から60代の男女。前週同曜日の43人と比べると12人増加した。推定感染経路は24人が明らかになっていない。年代別では10歳未満の16人が最多で20代10人、10代、40代の各8人が続く。職業別では小学生の13人が最多で建設業6人、会社員4人が続く。確認中は8人。4日連続で前週の同曜日を上回った。
 宮古地区の入院中2人、宮古病院1人(中等症1人)、民間病院1人(中等症1人)。宿泊施設療養中13人、自宅療養中206人、入院調整中114人となっている。
 県内患者は10歳未満から90歳以上の男女。前週の同じ曜日を351人上回った。18日連続で前週の同曜日を上回った。年代別では10歳未満が最多。県基準で重症者は1人。県は同日、新たなクラスター(感染者集団)11例を報告した。1月から3月に那覇市の保育施設で7件98人、学校で3件24人、社会福祉施設で1件92人が集団感染した。クラスターの累計は593例。
 県の城間敦感染症総務課長は「感染拡大が続いている。高齢者が感染すると重症化しやすく、医療ひっ迫につながるので、接触を減らすなど感染対策に取り組んでほしい」と話した。
 前日までの直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数542・04人は15日連続で全国ワースト。全国平均は263・02人。
 県の警戒レベル判断指標は当日までの新規感染者数565.68人はレベル4(非常事態)。国基準の病床使用率は42.1%と3月7日の43.4%以来、33日ぶりに40%を超え、レベル2(感染流行期)、重症者用病床使用率は8.3%でレベル1(流行注意期)。

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