参加者らは道路の清掃をしながらパトロールした =3日、宮古島署前

宮古島署「防犯意識高めて」訴え 美らさん運動でパトロール

 宮古島警察署(仲宗根宗信署長)は3日、宮古島地区防犯協会(前川尚誼会長)メンバーや防犯ボランティアらとともに防犯パトロールを行った。毎月3日に行っている「美らさん運動」に伴うもので、参加者らは同署周辺の道路のゴミを拾いながら、約3㌔の行程をパトロールした。仲宗根署長は「地域の防犯意識を高めたい」と話した。
 パトロールは同署前からスタートし、市役所から県道78号へ向かい第三給油所交差点から同署に戻るコースで行われ、関係者ら15人がゴミ袋やトングを手に、歩道上の空き缶などを拾いながら周囲を見回った。
 仲宗根署長は「県内の刑法犯認知件数は19年連続で減少しているが、住民が不安を感じる重要犯罪は後を絶たず依然として厳しい状況。安心につながる活動にしたい」と参加者らに協力を求めた。
 前川会長は「毎月3日は皆さんと共に地域を明るくする運動をしたい。宮古島が安全な地域と言えるようになるには、このような地道な運動が大切」と述べた。

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