6日から原料搬入を再開した宮糖城辺工場

各製糖工場が操業再開収穫最終盤迎える

 悪天候による原料不足のため止まっていた市内の製糖工場の操業が6日から再開した。ハーベスターが各地のほ場で収穫したサトウキビを積んだトラックが次々と工場に到着していた。宮古製糖城辺工場と沖縄製糖宮古工場はすでに9割以上の原料が搬入され、収穫も最終盤を迎えている。終了時期は今週末の天候次第としている。

 宮糖城辺工場では先月30日から5日までハーベスター原料の搬入を一時停止していた。同工場では生産量予想を11万8000㌧に下方修正しており、残りの原料は約7000㌧(5日現在)を見込んでいる。同工場は「天気が悪くならなければ一気に刈り取って終わらせたい」と話す。平均甘蔗糖度は15・77度と高品質を維持している。宮糖伊良部工場も6日から搬入と圧搾を再開した。
 沖糖は1日から操業を一時停止していた。生産量予想は14万4400㌧に下方修正し、残りの原料は約8000㌧(同)を見込んでいる。週末の天候悪化を懸念するが他地区からも応援のハーベスターを呼んで終わらせていくという。平均甘蔗糖度は15・35度と高い品質を保っている。

沖糖宮古工場


 気象台によると沖縄地方の向こう1週間は前線や湿った空気の影響で雲が広がりやすく、期間の中頃以降は雨の降る日が多いと見込まれている。7日と8日は晴時々曇、9~11日は曇と予想している。

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