ワイドークーポン 対象を全市民に拡大

宮古島市議会(上地廣敏議長)が10日の本会議で2021年度一般会計予算を修正可決したため、ワイドークーポンの発行対象を新型コロナワクチンの接種が完了していない市民に拡大することが正式に決定した。市は新たな発行対象として約1万6500人を見込んでいる。

 市は昨年の9月定例会に、感染対策を踏まえた経済振興策として、ワクチンを2回接種した市民にクーポンを発行する事業を提案。原案通り可決されたものの、公平性の観点などから対象を全市民に拡大することを求める意見が付されていた。
 3月定例会に提出した補正予算に2億697万円を計上し、可決された。従来対象だった約3万9千人のうち、約1400人が申請を行っておらず、市は新規対象者の受け付け開始時に再び申請を呼び掛ける方針。
 電子申請は4月上旬開始で調整中だが、詳細な日時は未定。現在のクーポンは使用期限が3月22日となっているが、新規発行に伴い延長される見込み。

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