新型コロナ 県内666人、クラスター9例

【那覇支局】県は19日、宮古島市で新たに12人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。1週間連続で前週の同じ曜日を下回った。累計は3500人。県内では新たに666人の感染が確認された。累計9万4423人。22日連続で1000人を下回った。県は同日、新たに1人の死亡と9例のクラスター(感染者集団)を発表した。累計422人。「第6波」の死者は24人。クラスターは累計500例。

 市内患者は10歳未満から80代までの男女。前週の20人と比べると8人減少した。年齢別では10代の4人が最多で30代、50代、80代の各2人。20代、40代、60代はゼロ。推定感染経路は4人が明らかになっていない。職業別では無職3人が最多で小学生、中学生の各2人が続いている。確認中は3人。1週間当たりの人口10万人当たりでは115.33人。
 市の入院中19人は宮古病院12人(中等症9人、軽症3人)、民間病院7人(中等症1人、軽症6人)。宮古地区の確保病床は72床。宿泊施設療養中9人、自宅療養中61人、入院調整中52人となっている。
 県内患者は10歳未満から90歳以上の男女。年代別では10代が最多。みなし陽性も10人確認された。累計28人。前週12日の334人から大幅に増加したことについて、県は祝日明けだった可能性を指摘している。19日までの1週間の感染者数4265人は前週の3879人の1.1倍となり、1カ月ぶりに増加に転じた。県基準の重症者は3人。那覇市在住の90代女性の死亡が報告された。クラスターは1月から今月にかけて那覇市の社会福祉施設で5件、事業所で1件を合わせて37人、家庭内で3件発生し合わせて23人が集団感染した。
 当日までの直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数287.18人は県の警戒レベル判断指標ではレベル4(非常事態)。病床使用率(46.2%)、重症者用病床使用率(23.2%)もレベル2。

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