平良智枝子さん全国表彰

　２０２１年度全国学校体育研究功労者表彰をこのほど受賞した元宮古高校校長の平良智枝子さんの伝達表彰式が１０日、市役所で開かれた。平良さんは体育教諭として３８年間、学校体育の発展に寄与。宮古地区中学体育研究会の与那覇周作会長ら市内の関係者が受賞を祝福した。

　平良さんは平良鏡原出身。１９５８（昭和３３）年８月１日生まれ。琉球大学卒。８１年に宮古養護学校で採用され、県教育庁指導主事などを歴任。宮古特別支援、伊良部、宮古の３高校で校長を務めた。
　宮古高校教諭時代の９２年には全国高校総合文化祭の開会式で宮古地区の生徒たちに郷土の踊り「砂川クイチャー」を指導し大会の成功に貢献。２０１３～１５年には県女子体育連盟会長を歴任し５０周年事業を開催したほか、１８年度宮古地区高等学校体育連盟会長を務めるなど地域の高校生の部活動や教科体育の振興発展に寄与した。
　式で平良さんは女性が体育教諭を目指したことによる苦労や多くの出会いなどを振り返り「このような賞をいただけたのは多くの先輩、同僚、後輩たちのおかげ。今後もさらに研さんに励みつつ、教育現場に寄り添い応援していきたい」と語った。