新型コロナ 市25人、16日ぶり前週上回る

【那覇支局】県は29日、宮古島市で新たに25人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。16日ぶりに前週の同じ曜日を上回った。累計は3191人。県内では新たに979人の感染が確認された。累計8万1510人。5日連続で前週の同じ曜日を下回った。1000人台を下回るのは24日の611人以来、5日ぶり。

 市内患者は10歳未満から70代までの男女。前週の24人と比べると1人上回った。年齢別では50代、60代の各6人が最多で70代4人、10歳未満、10代の各3人と続いている。推定感染経路は17人が明らかになっていない。職業別では無職3人が最多で小学生、高校生、販売業、会社員、サービス業の各2人が続いている。確認中は9人。1週間当たりの人口10万人当たりでは250.80人と15日連続の3桁となった。
 市の入院中33人は宮古病院15人(中等症9人、軽症6人)、民間病院18人(中等症1人、軽症17人)。宿泊施設療養中26人、自宅療養中92人、入院調整中75人となっている。
 県の嘉数広樹感染症対策課長は宮古地区の民間医療機関で入院者が増えている現状について「複数の病院で施設内感染が発生したことから入院者が増加した。クラスター(感染者集団)の認定は宮古保健所からの報告を待ちたい」と話した。
 県内患者は10歳未満から90代の男女。前週22日の1313人と比べ25.4%減少した。年代別では40代が最多。休日やその翌日以外では6日の981人以来、23日ぶりに千人台を下回った。16日から22日までの前週8490人と比べて23日から29日の1週間は16%減の7150人となり、減少傾向が鮮明になった。県基準で重症者は7人。
 29日までの直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は481.44人と10日以来、19日ぶりに500人を下回った。県の警戒レベル判断指標ではレベル4(非常事態)。病床使用率(70.8%)はレベル3(感染まん延期)の50%を超え、重症者用病床使用率(41.1%)はレベル2。

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