式典後にポンプ操法訓練を行う消防団員
=多良間村役場前
消防団員 出始め式で決意新たに
【多良間】2022年多良間村消防出初め式が6日、同村役場前で行われた。消防団員たちが火災や自然災害から村民の生命、財産を守るため決意を新たにした。式典後は消防団員がポンプ操法訓練を行い、これから一年間の活動に向けて気を引き締めていた。
式典では伊良皆光夫村長が「過疎・少子高齢化が進む地域での災害対策は対症療法が中心で、万全の体制を目指して自助、互助、公助を改めて実践することが大事。自分自身、家族、地域、職場、団体として何ができるのかを考え、全体的な調整や対応を行政が誘導しなければならない。その意味からも地域に根差した消防団は村民の協働意識醸成の模範であり、団長を中心に一層活動に精励し、村民の期待に応えてほしい」と訓示を行った。
一日消防団長に任命された大戸理絵さんが団員を代表して「火災をはじめ災害を未然に防ぐことは困難だが、普段から出来うる限り手立てを尽くし、災害時の被害をより少なくすることが重要。そのため平素から予防や訓練に努めるとともに各関係機関と緊密な連携を図り、災害現場で迅速な活動が実践できるように準備しておくことが必要。我々消防団員も組織の強化と訓練に励み、村の治安維持の責任を果たしたい」と答辞を述べた。