リモートで始業式を行う久高校長(左)ら =北中学校

小中学校、3学期始まる

 新型コロナウイルスの感染急拡大が続く6日、市内の小中学校では一斉に3学期が始まった。通学路ではマスク姿の児童生徒たちが級友たちとの久しぶりの再会に笑顔であいさつを交わし合う姿が見られた。多くの学校では急きょ始業式がリモート開催に変更。職員らは対応に追われた。

 北中学校では前日5日、緊急職員会を開き、始業式をリモートで行うことを決定。夕方、学校ホームページで生徒たちに報告し、ICT支援員の増員を急きょ依頼するなど職員らは慌ただしく対応した。
 式で久高三彦校長は各教室に向け画面越しに「新年を迎え皆さんが笑顔で登校する姿を見ることができて安心した。困難な今こそ力を合わせ明るく楽しい学校生活を作ろう」とあいさつ。久高校長は「オミクロン株がかつてない広がりを見せている。ここから先は、私も、あなたも、いつだれが感染してもおかしくない。SNSなどの情報だけをうのみにしたり、誰かを誹謗中傷したりすることは絶対にしてはいけない」と強く呼び掛けた。
 各学年の代表がそれぞれ新年の抱負を述べ、3年生代表の宮城由愛さんは「私たちの中学校生活は残り3カ月。楽しい思い出を作りながら高校入試全員合格を目指し一日一日を充実させよう」と述べた。

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