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【那覇支局】上野野原の陸上自衛隊の用地取得を巡る贈収賄事件で、前市長の下地敏彦被告(75)=収賄容疑で起訴=に対し、現金600万円を渡した贈賄の罪に問われた千代田カントリークラブ(CC)元経営者の下地藤康被告(64)の初公判が19日、那覇地裁(大橋弘治裁判長)で開かれた。藤康被告は起訴内容を「間違いありません」と認めた。
 検察によると、藤康被告は2018年5月24日、東京の全国町村会館のロビーのラウンジで、千代田CC所有の土地を陸自用地として国に売却できた見返りに現金600万円入りの紙袋を「ありがとうございます」と言って当時、市長だった敏彦被告に供与した。
 敏彦被告は22日から函館市(北海道)に出張しており、その帰路途中に同所に金を受け取るために立ち寄ったと見られている。
 敏彦被告の証言によると、2人に個人的な付き合いはなく、今回の陸自配備による用地売却での関係のみという。また、贈られた金の使途は市長としての交際費や選挙費用に使ったという。
 次回の公判は8月30日で同日結審し、9月22日に判決が言い渡される予定。

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