宮古島市累計420人 クラスター61人に

 沖縄県は1日、宮古島市で新たに13人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。宮古島市によると累計患者数は420人で400人台を超えた。感染者数は1月のみで246人。県は31日、1月22日発表の高齢者施設のクラスター(感染者集団)で、新たに15人の陽性を確認し、合計40人となったと発表した。31日は別の施設で21人の陽性が確認されており、合計61人となった。1日現在の入院中は宮古病院と民間医療機関合計で56人(中等症51人)。

 療養中の内訳は、入院が宮古病院43人(中等症38人、軽症5人)、民間医療機関が13人(中等症6人、軽症7人)、宿泊施設療養中と自宅療養中がそれぞれ36人、施設療養中25人、入院調整中29人で合計182人。1日までの直近1週間の新規感染者数は143人で、人口10万人当たりは261・78人。
 宮古島市は31日に16人、1日に13人の新規陽性の確認を発表。31日は宮古島市居住が13人(男性11人、女性2人)で、20代男性2人、30代女性、50代の男女、60代男性4人、70代男性4人。職業はタクシー運転手4人、会社員と施設職員各1人、無職3人、確認中2人。残る3人は職業確認中の大阪府の10代男性、浦添市の50代男性、接客業で愛知県の40代女性。
 1日はいずれも居住地は宮古島市。男性5人、女性8人。10歳未満の男女、20代の男女、30代男性、40代の男女、50代女性2人、70代女性、80代男女、90台女性。職業は介護職2人、会社員、保育士、医療関係者各1人、無職3人、確認中5人。
 感染者数が増えたクラスターが発生した施設の内訳は、利用者27人、職員13人となっている。施設療養中は24人(中等症1人、軽症23人)で、認定医師や感染管理認定看護師のほか、31日から陸上自衛隊災害派遣隊の看護師が医療支援に当たっている。
 県内は新たに35人の新型コロナ感染を確認した。累計は7585人。行政検査265人のうち12人、保険診療で23人の新規陽性を確認。患者の濃厚接触者が17人で、施設8人、家庭内4人、友人・知人と会食・飲食各2人、職場内1人。感染経路不明は18人。
 警戒レベル判断指標は病床占有率88・0%、重症者用病床占有率50・0%。新規1週間当たり新規感染者数は10万人当たり36・79人で全国2位。米軍関係は5人が確認され、累計は918人。

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