(前列左から)新成人の根間裕子さん、狩俣明希歩さん
新成人2人自立へ抱負 みやこ福祉会
みやこ福祉会(伊志嶺博司理事長)の新成人2人とその保護者、担当支援員らが20日、市役所総合庁舎に長濱政治副市長を訪ね、日々の活動内容や新成人としての抱負などを語った。訪問後に行われた成人祝賀会は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3会場に分かれ各会場をオンラインでつなぐ形で開催された。
この日訪れた新成人は狩俣明希歩さんと根間祐子さん。狩俣さんはみやこ学園園芸班で植物を栽培しており、根間さんはアダナスでパンの製造を行っている。
狩俣さんを担当する支援担当員の前泊淳子さんは「苦手な作業で注意されると泣いてしまうこともあるが、頑張って取り組んでくれる。それが大きな成長の証だと思う」と話し、根間さんを担当する石嶺宏武さんは、「作業の修得もスピードも早いし、責任感を持って取り組んでくれる」と評価した。
新成人の2人は緊張した面持ちだったが、狩俣さんは「早くたくさん植えられるようになりたい」と言い、私生活の目標として「髪を自分で編めるよう鏡を見て練習している」と話した。根間さんは、「私の作ったパンが一番おいしいと言ってもらえるように頑張りたい」と抱負を語った。
長濱副市長は「市役所の成人式は中止となったが、福祉会はリモート開催など工夫を凝らしている。皆さんが周囲から祝福を受けていることをめでたく思う」と祝辞を述べた。祝賀会は、各会場の様子を大型スクリーンに投影して開催された。