今市長選を振り返る下地さん=平良下里の選挙事務所
「市民の選択」と下地さん敗戦の弁
平良下里の下地敏彦さんの選対事務所では集まった大勢の支持者が開票速報を固唾を飲んで見守った。僅差の得票数に緊張した空気となり、午後10時40分ごろ座喜味一幸さんの当確が決まると大きなため息とどよめきが起こり、重苦しい雰囲気に包まれた。中には涙を流す人も見られ、落選の大きさを物語っていた。
下地さんは「12年間、市政運営をしっかりやってきた。混乱した宮古島が12年で非常に安定した形になってきた。今後もこの安定を目指していたが、市民は新たな形を選択した。これは市民の選択なので真摯に受け止めたい」と今市長選を振り返った。市民に向けては「12年間でしっかりやってきた。市民の皆さんには本当に長い間ありがとうと伝えたい」と話した。
当選した座喜味さんに対して、「新しい宮古島を作る。未来の宮古島に向けて頑張って欲しい」と語った。
下地さんは訪れた支持者に深々と頭を下げ、支持者からは大きな拍手が送られた。