新型コロナ 2日間で市269人、県内7187人

 【那覇支局】県は25日、宮古島市で新たに98人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。24日は171人。2日間で269人。累計は1万2807人。多良間村は5日連続で確認され、24日は3人、25日は19人が報告された。2日間で22人。累計130人。県内では新たに2562人が確認され、月曜最多を2週連続で更新した。24日も4625人が確認され、日曜最多も2週連続で更新した。2日間で7187人。累計は32万7506人。
 県は24日、感染拡大に伴う入院患者の増加による病床確保のため、医療フェーズを初めて「5」から「緊急フェーズ1」に引き上げた。患者を受け入れている宮古病院を含む27の重点医機関では確保病床を699床から795床に増床する。これに伴い、緊急性のない手術や診療は制限されることになる。25日午前11時時点の確保病床は653床に留まっており、県は医療従事者の欠勤も影響しているとみている。
 25日の市内患者は10歳未満から90歳以上の男女。前週同曜日から4人増加した。100人台を下回るのは7日ぶり。年代別では50代の15人が最多。10歳未満の14人、40代の13人が続く。県外在住者は2日間で9人確認された。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は2405・49人。
 25日の多良間村の患者は年代確認中の女性12人と男性7人。24日は年代確認中の女性3人。多良間で5日連続感染が確認されるのは3月20日から29日まで10日連続で確認されて以来、118日ぶりとなった。
 宮古地区の入院中19人、宮古病院14人(中等症7人、軽症7人)、民間病院5人(中等症1人、軽症4人)。病床使用率は28・8%。宿泊施設療養中31人、自宅療養中934人、入院調整中665人。
 25日の県内の新規感染者は前週の同じ曜日を572人上回り、年代別では30代の427人が最多。国基準の重症者は22人。25日の重点医療機関の医療従事者の欠勤は1246人で過去最多を更新し、医療ひっ迫が続いている。

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