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警察の不注意で900万円の「可搬式オービス」が盗まれる 今後の導入にも影響の可能性

14日、さいたま地検は埼玉県加須市内で「可搬式オービス」を盗んだとして逮捕された男性を不起訴としたことを明らかにした。

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これは、今年6月に加須市内の歩道に設置された可搬式のオービス(速度違反自動取締装置)が何者かによって盗まれ、容疑者として同市内在住の男性が逮捕された事件である。

だが、男性が盗んだ証拠などが見つからないことから不起訴となっている。

可搬式オービスは、制限速度を超えて走行した車両を感知のうえ速度を測定し、車両や運転手の撮影等を行うもので、スピード違反者の検挙に役立つとして2016年から導入された。

可搬式オービスが画期的であった点は、道路が狭く、違反車両を止めるスペースがない場所でも取締りを行える点にあり、また持ち運びが便利ということで、導入が進んでいる。

だが、持ち運びが便利ということは、それだけ盗難のリスクも高いということであり、今回の盗難事件につながってしまったのではないかと見られている。

また、報道によると可搬式オービスの周囲には監視する警察官が待機しているが、埼玉県のケースでは数百メートル離れたパトカーの中におり、盗難に気付かなかったとされている。

なお、可搬式オービスは1台約900万円と高価であり、もし「盗まれた」となれば埼玉県警としても担当者の処分が行われる可能性が高く、また「盗難の被害に遭いやすい」となれば今後はオービスの導入そのものにストップがかかる可能性も想定される。

スピード違反の検挙率を上げるための「最新鋭機械」がさらなる犯罪を生んでしまうとは皮肉な結果である。

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