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日本開催のアジア大会で相次ぐ異例のトラブル 宿泊施設から国歌まで、運営に何が起きているのか

アジア最大級のスポーツイベント「第20回アジア競技大会」が19日に開幕した。今大会は日本開催ということもあり、大きな注目を集めている。一方で、宿泊施設などをめぐって批判が相次いでおり、課題が浮き彫りとなっている。

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カタールのドーハに拠点を置くメディア「Al Jazeera」によれば、韓国バスケットボール連盟の会長が「選手が体を伸ばすには短すぎる」と、輸送コンテナ型の小屋のベッドの問題を指摘。また、同競技の代表選手は、自分の部屋のシンクから水が漏れ、床が水浸しになっている様子をSNSに投稿したという。さらに、フィリピンの関係者はAirbnbに移動したことも報じている。今大会では、経費削減などを理由に専用の選手村を用意せず、コンテナ型宿泊施設やクルーズ船、ホテルなどを利用した分散タイプで運営している。

ほかにも多くのトラブルが報告されている。インドメディア「The Indian Express」は、「サッカー代表が誤って野球場に送られた」「男女が同じ部屋に割り当てられた」「チェックインするまで6時間以上待たされた」といった問題が発生していたことを報じている。

さらに、大会をめぐっては別の問題も起きている。15日に名古屋港で行われたイベントでは、朝鮮出兵を主導した豊臣秀吉がおもてなしをする演出があり、韓国側から抗議の声が寄せられた。18日の男子ホッケーの韓国-バングラデシュ戦では、誤って北朝鮮の国歌を流してしまうトラブルが発生。19日に行われた女子ハンドボールの韓国-香港戦でも、両チームの国歌が流れないハプニングが起きている。2日連続で国歌に関する問題が生じたことで、韓国側からの批判は強まった。一連の問題を受け、韓国選手団は、大会組織委員会に対して幹部会談を要求する方針を明らかにしている。

宿泊施設をめぐるトラブルが続出している背景には、参加人数の増加などが関係している。当初、約1万5000人の選手と役員が参加する想定だった。しかし、競技種目が追加されたことで、参加者は約1万7000人規模に増加。想定を上回る規模となったことが、運営上の混乱の一因となったとみられている。

大会側は海外からの批判を受け止め、対策に動いている。イギリスに本社を置く「Reuters」によれば、「選手たちの環境を改善するための具体的な措置をすでに講じている」と、宿泊施設マネジャーのコメントを報道。24時間体制で運営する常駐センターを設置したとのことだ。また、20日には国際オリンピック委員会(IOC)のカースティ・コベントリー会長が、名古屋にある宿泊施設を訪問。批判が相次いでいた宿泊施設だが「感銘を受けた」などと肯定的なコメントを残したという。

32年ぶりとなる日本開催のアジア大会は、開幕から2日が経過した。相次ぐトラブルに大会側がどのように対応し、選手らが競技に集中できる環境を整えられるか。今後の運営が注目される。

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