佐賀県の寺放火事件 1950年「金閣寺放火事件」との共通点が話題に
6日、佐賀県伊万里市松島町の円通寺に放火したとして、伊万里署は現住建造物等放火の疑いで円通寺に住み込みで働いている28歳の僧侶見習いの男性を逮捕したと発表した。
“放火殺人”に無罪判決…寝たきりの父親を在宅介護していた男性被告は火災直前に奇行とトラブルも【裁判傍聴記】
円通寺で火事が発生したのは6月30日3時半頃、男性は部屋から抜け出して放火。寺の本堂など1000平方メートル以上が焼ける被害が出た。なお、住職は当日外出しており、他の見習いにもけがはなかった。
なお、火事を消防署へ伝えたのは放火した男性自身であり、火を付けた理由については「人生の全てが嫌になって放火した」と話しているという。
この放火事件についてネットでは1950年(昭和25年)7月2日に発生した「金閣寺放火事件」との関連性について話題になっている。
金閣寺放火事件とは、京都市にある鹿苑寺(通称:金閣寺)を同寺で修行中だった21歳の男子大学生が火を付けて全焼させた事件である。
鹿苑寺は室町時代の将軍・足利義満により1397年に建立された寺で文化的にも高い価値があった。21歳の男子学生がなぜ、鹿苑寺を放火したのかについては現在も明らかになっていないが「金閣の優美さを呪い反感を抑えきれなかった」と自供し、「戦後の混乱期に悩む青年の心情が金閣を燃やした」とし、作家の三島由紀夫が小説「金閣寺」を執筆する際のモデルとなった。
なお、燃やした犯人は懲役7年の実刑となったが、1956年(昭和31年)に結核により死亡している。
今回の佐賀県円通寺の放火事件と、金閣寺放火事件に関しては共通点としては6月末から7月頭の梅雨の時期、犯人が若い修行中の男性という2点があり、70年以上の時を経て似たような事件が発生したことに、ネットでは驚きの声が相次いでいる。






