船体からワイヤーのようなものを海中に延ばしている中国海洋調査船「東方紅3」 (第11管区海保提供)

久米島沖EEZで調査継続か 中国船、ワイヤー延ばす 海保巡視船が中止要求

 第11管区海上保安本部は4日、久米島西方のわが国排他的経済水域(EEZ)内において、中国の海洋調査船「東方紅3」が船尾や舷側からワイヤーのようなものを海中に延ばしているのを海上保安庁の巡視船が確認したと発表した。同船による不審な航行は3日から続いており、巡視船は「わが国の同意を得ない海洋の科学的調査は認められない」として、無線による中止要求を継続して実施している。
 同本部によると、海洋調査船「東方紅3」は3日午前11時15分ごろに久米島西約109キロメートルのEEZ内で最初に確認された。翌4日も同海域にとどまり、船尾のみならず舷側からもワイヤー状の物体を海中に投入している状況が捉えられた。何らかの海洋科学調査を強行しているものとみられる。
 南西諸島周辺のわが国EEZや尖閣諸島周辺の接続水域では中国公船の回航や不審な動きが常態化しており、同本部では依然として緊迫した状況が続いていることから、巡視船を配備して厳重な警戒監視と警告を続けている。

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