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小園海斗ら広島カープ4選手への戦力外通告は妥当だったのか、メジャー移籍の可能性も浮上

広島カープがゾンビたばこ(エトミデート)がらみで戦力外通告をした小園海斗選手がメジャーリーグ移籍の可能性もあると報道されている。

売人との写真が流出したものの、逮捕もされていない選手に戦力外通告するのはいきすぎだったのではないか、オンラインカジノ問題の時と比べると厳しすぎる、という意見も一部にあるようだ。

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逮捕されていないのに戦力外通告は厳しすぎるか

「逮捕されていないのだから、球団は不利益な扱いをできない」という理解は正確ではない。

逮捕は「疑うに足りる相当な理由」が必要であるものの、捜査のために身柄を拘束する手続きであり、有罪を確定するものではない。いわゆる「在宅捜査」として、逮捕されずに捜査や裁判が進むこともある。

また、書類送検も事件が警察から検察に送られたというだけで有罪の認定ではない。

球団が契約上の対応を検討する際に重要なのは、逮捕や送検の有無より、本人がどのような行為をしたと認められるか、その根拠は何かという点である。

成績以外の事情を考慮することが不当なわけではない

球団と選手が締結する「統一契約書」上は、「球団が選手と次年度の選手契約の締結を希望するときは更新できる」と定められており、更新しない理由を限定する規定は置かれていない。

よって、少なくとも統一契約書の文言上は、選手と契約を更新するかどうかは原則として球団の判断にゆだねられている。

そして、契約更新にあたり、成績以外の事情を判断材料にすることが、直ちに不当となるわけでもない。

プロ野球選手に求められる「日本国民の模範たるべく努力する」義務

一方で、統一契約書には、選手に規則の遵守を求めるとともに、「個人行動」においても「日本国民の模範たるべく努力することを誓約する」とある。

つまり、プロ野球選手は、プロ野球でのプレー以外の領域においても、模範的な行動に努めることを求められている。

仮に、ゾンビたばこに関わっていたのであれば、この模範義務に違反するということになるだろうが、今回の問題は、ゾンビたばこの所持や使用がどこまで確認されたのかが明確ではないことだ。

球団による調査では、戦力外通告を受けた4選手によるゾンビたばこ使用の事実は確認できていないという。また、週刊誌の写真はそれだけで薬物の所持や使用まで証明するものではない。

交友関係を問題にする場合も、相手について何を知っていたのか、どのような関係だったのか、注意や指導を受けていたのかなど、個別の事情を確かめる必要がある。

とはいえ、そうした調査の中で、球団として信頼関係を築くことが難しいと考えたのであれば、それはそれで尊重されるべきであるし、球団の考えでは「日本国民の模範」としてあるべき選手像ではなかったということかもしれない。

さしあたり、小園選手には、日本でのプレーに執着することなく、メジャーリーグでの活躍を期待したい。

文/竹村公利 内外タイムス

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