ETCカードを車に置きっぱなしで保障対象外に ライフカードが「重大な過失」扱いを明記
ライフカードが2026年11月1日より、ETCカード規定の一部を改定。これにより、ETCカードを車載器に挿入したまま、または車内に放置して紛失・盗難に遭った場合、ライフカードは会員に重大な過失があったものとみなす。結果として、不正利用被害に対するカード盗難保険制度またはカード会員保障制度が適用されず、会員負担となる可能性がある。
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ライフカードは9月14日に「カード会員保障制度規約およびETCカード規定の改定(2026年11月1日適用)」を発表。
規約では、紛失、盗難などにより他人にETCカードを利用された場合、カード盗難保険制度またはカード会員保障制度のいずれかが適用されるが、「カードを車載器に挿入した状態あるいは車内に放置していた場合」については「紛失、盗難について重大な過失」があったものとみなされるとのこと。つまり、保険制度や保障制度が適用されない可能性が高くなる。
この変更にネット上からは、「え、入れっぱなしだよ」「ETCカード毎回抜く人なんていないでしょ」「毎日高速使う人は挿したままの人多いんじゃないの?」という驚きや疑問の声が集まっている。
ETCカードは車載器に挿すだけで高速道路の料金所を通過できるという気軽さがあるものの、盗難されれば勝手に通行されてしまう。つまり、車内にETCカードを放置する習慣がある場合、盗難されたことに気づくのが遅れ、不正利用の料金が積み上がってしまうおそれがある。
また、車内放置のリスクは盗難だけではなく、夏場の密閉された車内は高温になり、ETCカードが変形したり、ICチップが損傷したりすることも。たとえば三井住友カードも、ダッシュボードやグローブボックスのように外から見えにくい場所であっても、盗難や熱による故障の可能性はなくならないとして、車から離れる際には持ち出すよう公式サイトで呼びかけている。
そもそも、ETCカードを「車内に残すかどうか」が問題になるのは、日本のETCが車載器と決済用ICカードを組み合わせる仕組みであるため。日本のETCは車載器に車両情報、ETCカードに利用者・支払い情報を持たせる「2ピース方式」を採用しており、カードは単なる通行証ではなく、料金を後払いする決済手段でもある。
一方、アメリカなどでは、車載タグと口座を連携させたり、ナンバープレートをカメラで読み取って車両登録者へ請求する方式が広まっている。また、欧州の一部では、電子タグや自動ナンバープレート認識を用い、料金所で停止せずに通行するフリーフロー方式が導入されている。この方式では、日本のETCのように車載器へ決済用ICカードを挿入する必要がない場合がある。
日本のETCは車載器さえあればカードを挿すだけで使える手軽さがある一方、カードを盗難や高温から守る管理責任も利用者に委ねられているといえる。今回の規約改定は、その日本型ETCの利便性とリスクを改めて浮かび上がらせたと言えそうだ。






