声優の上坂すみれが脅迫行為を受けイベント等が見合わせ、過去にも横行した芸能人への殺害予告や犯罪行為
声優・上坂すみれの所属事務所「ボイスキット」が15日、公式サイトを更新。上坂に対する脅迫行為が確認されたことを公表した。脅迫文には「9月27日までに複数名で誘拐し、殺害する」などとする具体的な殺害予告が確認されたとし、当面の間は各種SNSでの上坂本人による発信を控えると発表した。
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さらに翌16日に更新された公式Xでは、今月19、20日に京都市で行われる「京都国際マンガ・アニメフェア2026」への出演を見合わせると発表。イベント主催は謝罪を述べ、「なお、今回の出演キャンセルに伴うチケットの払い戻しはございません。何卒ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます」として理解を求めた。
芸能人への脅迫行為といえば昨年8月、アイドルグループ・AKB48の元メンバー・村山彩希への殺害予告が思い起こされる。事件は同月、ネット掲示板「5ちゃんねる」に、村山と家族を名指して「虐殺するから楽しみにしとけや」などと投稿し、脅迫。数日後、大阪市の無職の男が逮捕されたのだが、実はこの男は村山への別の脅迫事件で、2024年7月に大阪府警に逮捕され、有罪判決を受けて執行猶予期間中だった。
動機については、「前回逮捕された時のニュースを見た村山さんのファンたちが、私に誹謗(ひぼう)中傷を繰り返しており、怒りに身を任せて投稿した。納得がいかない」とのことだが、卑劣極まりない行為で許しがたい。
また、2021年6月にはタレント・中川翔子もSNSを介して殺害予告を受けている。同年12月のニュースサイト「AERA DIGITAL」(朝日新聞出版)のインタビューに応じた中川は、警察に相談し事件化される経緯の中で、「書き込みが何倍にもなって加害者に跳ね返ってくる現実」を垣間見たという。
現在は、インターネットにより芸能人へのメッセージが安易に送れるが、昔はそうではなかった。さかのぼること1957年、昭和の大スターで知られた歌手・美空ひばりさんが東京・浅草国際劇場で受けた前代未聞の事件は、今なお語り継がれている。当時、19歳のひばりさんが舞台袖で出番を待っていた時、客席から現れた同い年の少女が瓶から塩酸を投げつけたのだ。
ひばりさんは、顔の左半分に全治3週間の火傷を負う大惨事となったが、その背景には貧困と憧れが入り混じった複雑な感情があったという。犯行に及んだ少女は都会への憧れから単身上京したひばりさんの熱狂的ファンだったが、惨めな境遇の自分とは対照的な華やかな世界にいるひばりさんへの嫉妬と憎悪が爆発し、犯行を決行。ところが、事件後に開いた記者会見でひばりさんは、同い年の少女をかばう発言をしたようだ。
いかなる心理でも脅迫行為は犯罪。くれぐれも言動はつつしもう。






