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沖縄県知事選で自民・古謝氏が玉城氏をリード報道 立憲系からは「中道の分裂が影響した」公明への恨み節も…

13日に投開票を控える沖縄県知事選。1週間ほど前には各社の情勢調査が報じられ、自民や維新などが推す古謝玄太氏と、現職で立憲、共産などが支援する玉城デニー氏が接戦を繰り広げているものの、軒並み古謝氏の名前が先行しており、僅差で古謝氏がリードしていることがわかる。

さらに読売新聞の調査に至っては、完全に古謝氏が玉城氏に差をつけている状況だ。公示前は玉城氏が優勢とみられていただけに、こうした情勢報道に自民は沸き立ち、玉城氏を推す立憲や共産は衝撃を受けている。

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「自民党の情勢調査でも、8月までは玉城氏がわずかにリードしていたのが、9月に入り、古謝氏が追い越したという話がささやかれています。沖縄は、地上戦の歴史や基地問題を抱え、全国の中でもリベラル勢力が強い地域。ここ最近は衆院選で自民が全勝するなど保守が強くなっていましたが、それでも知事選は別だと与野党双方からみられていたので、この結果に自民は勢いづいています」(自民関係者)

玉城氏が苦戦する背景には、辺野古沖での高校生の死亡事故をめぐって抗議活動のあり方に批判が集まったこと、米軍普天間飛行場の辺野古移設をめぐって県民に「対立疲れ」が広がっていることなどがある。

さらに、沖縄入りした立憲関係者は「永田町の中道・立憲・公明の合流協議がうまくいかずに長引き、分裂が決まったこと、それでもつかず離れずの関係でいようとしていることも大いに影響した」と悔やむ。

「公明沖縄県本部が古謝さんを支援しているので、中道の立憲系議員も公明に遠慮して、これまでのように玉城氏を全面的に応援しづらくなってしまった。本来は玉城氏が勝てる選挙だったのに、自民が隙をついてどんどん組織を固めて支持を広げていくのを見ていた感じだった。高市早苗首相のもとで自民が大勝した衆院選の波が、沖縄県知事選にも持ち込まれた印象だ」と嘆く。

「これを機に自分たちの感覚をリセットしないといけない」

永田町では、中道の小川淳也代表が「私どもが(中道結党以来の)この7カ月あまり、交わしてきた信頼、そしてきずなは、今後も不変だ」と語り、衆院では立憲系、公明系が統一会派で活動し続けようと模索するが、沖縄県知事選を通じて立憲側の公明に対する不信感は募る一方だ。

「公明は『平和の党』を掲げてきたのに、なぜ辺野古移設を容認する古謝氏を支援するのか。これで玉城氏が負けたら、衆院選で立憲系の議席は大量に失われて比例の当選枠を公明に持っていかれ、リベラルにとって大事な沖縄の地盤も奪われたことになる。公明への恨みは増す」(中道の立憲出身落選者)

とはいえ、立憲系の中にも公明への恨みだけでなく、自分たちのあり方を省みる向きもあるようだ。

「沖縄県知事選が終わったら、これを機に自分たちの感覚をリセットしないといけない。共産側は玉城氏に『辺野古移設反対をもっと訴えるように』と言っていたようだが、立憲系がそれに同調してばかりでは若い人たちはついてこない。国会でのスキャンダル追及もそうだが、共産と同じことではなく、もっと幅広い人に響く経済政策を訴えるなど、戦略を変えるべき時に来ている」(立憲関係者)

沖縄県民の審判が下るのは13日。その結果を受け、衆院選で打撃を受けた立憲系などリベラル勢力は、今後さらに衰退の道をたどるのか。それとも新党結成のタイミングと合わせて戦略を大胆に変更できるか。その分水嶺に立たされるのかもしれない。

文/中村まほ 内外タイムス

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