人間の代わりに「仕事を進める」新型AIが登場 調べる、まとめる、報告するまで任せる時代へ
米OpenAIは9月3日(米国時間)、新しい高性能AI「GPT-6 Astra」を発表した。これまでのように質問に答えたり、文章を書いたりするだけでなく、パソコン上で必要な手順を考えながら、複数の作業を続けて進める力を高めたという。利用できる人は、現時点では一部に限られるが、有料会員を中心に順次広がる予定だ。
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今回のモデルの特徴は、「会話相手として質問に答えるAI」から、ユーザーの目的に沿ってデジタル上の業務を進める「AIエージェント」へと進化させた点。
これまで、人間がAIを使って仕事をする場合、AIにメールの下書き、文章の要約、アイデア出し、簡単な調べものを任せ、その後人間が数字を確認して内容を比べ、表にまとめ、最後に報告書や説明文を作るといった作業が必要だった。一方で「GPT-6 Astra」はこうした一連の作業も少ない指示で行えるようになるという。
また、こうした事務作業だけでなく、ソフトウェア開発の面でも性能は向上。単にコード例を出力するだけでなく、元のプログラムを読み解いて修正案を作る能力と速さがアップしているとのことだ。
一方で、能力が高まるほど、使い方には注意が必要になる。GPT-6 Astraは、セキュリティーにも役立つが、能力が悪用されれば問題につながるおそれもある。そのため、先述した通り、OpenAIは、まず安全対策を重視する一部の組織からこのモデルの提供を始め、少しずつ一般会員の利用解禁も進めていく。
日常でAIを使う人にとって、これまでの生成AIはあくまで、「どれだけ自然な文章が書けるか」「どれだけ効率的に情報収集ができるか」といった能力を求める人が多かったものの、今後の進化は、どこまで実務を任せ、進められるかを競うものになりそうだ。
ただし、重要な判断や重要な情報の取り扱いすべてをAIに任せることは今後もできないため、AIへ任せる工程と人が確認・責任を負う工程を分け、セキュリティーと正確性を確保する運用がこれまで以上に求められることになるだろう。






