高市首相の「ぶら下がり会見」にツッコミの声相次ぐ 過去には「ぶら下がり」嫌った首相も
1日、首相官邸の公式Xは同日に行われた高市早苗首相の「ぶら下がり会見」の要旨を公開した。
維新との連立政権合意からまもなく1年 高市首相に「いいかげん議員定数の削減を」のプレッシャー
内容は、ネパールのバレンドラ・シャハ首相との電話会談に関するもので、高市首相はシャハ首相とは災害多発国同士で意見交換を行い、先日のネパール洪水をきっかけに連絡が取れなくなっている日本人5名の救援についての協力を要請したという。
今回の「ぶら下がり会見」は4分40秒に渡って行われ、その模様はすべてX上に掲載されたが、SNSではこの会見に対しツッコミの声が相次いだ。
「ぶら下がり会見」とは、記者などが取材対象者を出待ちし、その場でコメントを求める取材方法および会見のことで、本来は非公式な会見となる(対象者に記者がぶら下がって見えることから「ぶら下がり会見」と呼ばれる)。
非公式であるため、取材対象者は言葉の整理等が出来ていないことも多いが、その代わり、政治家の本音が聞ける希少な場でもあり、政治記者はぶら下がり会見を好んで行ってきたという歴史がある。
だが、この日行われた高市首相のぶら下がり会見は、高市首相の目の前に大きな演台が置かれ、収音マイクなども用意されており、ほぼ事前に用意されていた会見の方式に近くネットでは「これはぶら下がり会見ではないのでは」といった声が相次いでいた。
高市首相は今年6月ごろから「ぶら下がり会見」のSNS公開を行っているが、同じようなツッコミが相次でいる。
この、「ぶら下がり会見」は2001年の小泉純一郎政権以降、様々な首相が積極的に行ってきたが、自身の考え方やスタンスもあり、特に民主党政権時代の野田佳彦元首相は、この「ぶら下がり会見」を徹底的に嫌っていたと伝えられている。
野田元首相は「落ち着いて説明することが一番望ましい」とし、記者のぶら下がり取材などには基本的に応じず、その代わり記者会見やインタビューの回数を多く行うことを約束していた。
今回の高市首相の「ぶら下がり会見」はほぼ普通の記者会見と変わらないと思われるが、記者会見との住み分けは今後、必要になってくるのではないだろうか。






