将来の夢へ一歩、成果と意欲報告 「島の子未来応援基金」受給生徒ら現況報告会
宮古島の高校生らの夢や挑戦を支援する「島の子未来応援基金」(藤澤雅義会長)の第1回応援支援金を受けたA枠(学力向上応援支援金)の山下一志さん(宮高校文理探究科2年)ら生徒が30日、スーパースターで行われた現況報告会に臨んだ。生徒らは審査にあたった企業代表や保護者を前に、将来の目指すべき道(職業)を紹介し、それに向けて勉強や資格取得などへの日々の努力を語った。また、支援金の活用法も紹介し、応援した企業などへ感謝の思いを伝えた。

受賞者は山下さんのほか、B枠(チャレン応援支援金)は松川久麗杏さん(宮古高校文理探究科1年)、湊ナラヤン渚音さん(同)、佐渡山簾さん(宮古総合実業高校2年)、前田みぞれさん(宮古高校文理探究2年)の5人。報告会には審査した企業代表らや保護者も参加した。
藤澤会長は、あいさつで「山下さんは模試試験、(B枠は)プレゼンの最終審査で14人から皆さんが選ばれた。このプロジェクトは賛同、協賛した大人たちが島の子どもたちのために応援したいという気持ちが込められている。緊張していると思うがリラックスして普段通りに話してほしい」と受給者らを労い、激励した。
山下さんは、昨年11月に行われた「全国統一高校生テスト」で宮古地区最高得点を収めた。A枠は宮古地区最高得点を取った優秀者に贈られるもので、山下さんは日々の勉強の成果を残した。教科は化学が好きだと話し、「支援金は大学の学費とビスマス結晶作りなどの実験器具の購入に充てる」と語った。
B枠受賞の4人も自身の目標を力強く表明。将来の夢は、松川さんが背中を支え隣を歩める弁護士、湊さんは劇団四季団員、佐渡山さんは税理士、前田さんはゲーム・グラフィックデザイナーを目指すと発表。それぞれが実現のために努力、頑張っていることなどを報告した。
同基金は、若者が自らの意思で未来を描ける社会を目指して設立された。模試成績で選ばれたA枠1人と、プレゼンテーション審査を経て進学や研究への意欲が評価されたB枠4人の計5人に対し、今後も島ぐるみでの手厚い支援が続けられる。



