悪天候響き来場者は減少も収支維持 「夜のお花見」来場者3701人 環境クラブが添道サガリバナ報告
宮古島環境クラブ(下地邦輝会長)は28日、市働く女性の家で会見し、6月下旬から7月上旬まで実施した第41回ライトアップ「添道サガリバナ 夜のお花見」の事業報告を行った。悪天候や開花ピークの不整合が重なり、総来場者数は前年の約半数となる3701人にとどまったものの、来場者の協力金や記念グッズの販売によって運営収支の赤字は回避した。同クラブは今後、サガリバナ群生地周辺の環境整備の推進とともに団体やレンタカー客を年中受け入れるプログラムの開発、サガリバナを起点とした新たな観光振興を目指す方針を示した。
今回のライトアップは6月25日から7月4日までの10日間を予定していたが、初日に台風6号が接近し警報が発令されたため中止となり、実質9日間の開催となった。
開花ピークがイベント期間の前半や開始前に偏ったことや悪天候、報道の遅れのほか物価高による地元の外出控えなどが影響し、総来場者数は3701人(1日平均411人)、団体ツアーも台風の影響でキャンセルが相次ぎ、受け入れは11団体305人となったと説明した。
下地会長は「前年より減少したが大人500円の協力金に応じる来場者が多かったことに加え、オリジナルタオルや種子セットなどの販売が収支を支えてくれた」と話した。
会見では、長年の課題である群生地の環境整備について、市や市議会へ提出した陳情内容も説明。土地の権利関係で未完了となっている清算手続きを早期に進めて所有権を市へ移管し、大型バス駐車場や常設トイレの設置、アクセス道路(農道)のアスファルト舗装、路側帯の除草・伐採を求める意向を示した。
さらに敷地内の水路を活用して水面を作り、「川面に浮かぶサガリバナの花びらを鑑賞する」という幻想的な体験空間の創出も目指すほか、群生地から全県的なバリントニア(サガリバナ)・フェスティバル構想では沖縄本島のモノレール沿線と連携した「ゆいレール夏祭り」など、サガリバナを起点とした通年の観光振興策への意欲も語られた。



