「絶滅危惧種」のトカゲ200匹を密輸 実はほとんどが突き止められない「ペット密輸」の実態
12日、警視庁は海外産の希少なトカゲ約200匹を密輸しようとしたメキシコ国籍の男性を関税法違反で逮捕したと発表した。
報道によると、男性は8日、絶滅危惧種であるアオキノボリアリゲータートカゲを9匹ほか、およそ200匹の絶滅危惧種のトカゲを密輸しようとした疑いがもたれている。
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200匹のトカゲについては靴下に入れスーツケースで隠していたが、税関が不審に感じ密輸を発見したという。
なお、アオキノボリアリゲータートカゲは日本への輸入が規制されており、裏ルートでは10万円以上の価格で取引されているという。
ネットでは「靴下のなかにトカゲが200匹」というインパクトもあり拡散され「状況が気になる」「バレないと思ったのか」といったツッコミの声が相次いだ。
また「1匹10万円以上で取引された」という点も注目を浴びている。
現に環境保全団体であるWWFジャパン(公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン)によると、密輸者によるペット取引は既に国際問題となっている。
2007年~2018年までの11年間に、ワシントン条約(絶滅のおそれのある種の国際取引に関する条約)の対象種1161匹が密輸の疑いで税関に差し止められており、その内訳は爬虫類が全体の7割を占め、残りの3割が哺乳類や鳥類などとなっている。
また、上記の1161匹はあくまで税関にて差し止められた数字であり、実際はこの倍ほどの動物が違法な形で密輸入されており、一度持ち込まれてしまえば「どこで」「だれが」輸入したものかわからなくなってしまうため、密輸者を突き止めることはより難しくなってしまうようだ。
恐らく、今回密輸入されたトカゲは「氷山の一角」であり、いくつかは日本へ持ち込まれた可能性が高いと思われる。販売するペットショップや購入者も「違法」と知っていても取引を行うケースもあるため「ペット密輸」の実態はもっと知られるべきであろう。






