• 全国
  • 14議席から6議席に減少、れいわ新選組消滅の危機へ 山本太郎氏の引退で求心力が低下
  • HOME
  • 全国
  • 14議席から6議席に減少、れいわ新選組消滅の危機へ 山本太郎氏の引退で求心力が低下

14議席から6議席に減少、れいわ新選組消滅の危機へ 山本太郎氏の引退で求心力が低下

山本太郎氏の政界引退に伴い、れいわ新選組(以下れいわ)の代表選が、31日に行われる。2024年は衆議院と参議院を合わせて過去最高の14人の議員がいたが、今年は6人まで減少した。2028年7月に行われる予定の参議院選挙の結果次第では、国政政党の要件を満たせなくなる可能性がある。

れいわ新代表選に山本譲司氏、阪口直人氏、石井礼子氏が立候補 公設秘書給与問題への組織責任は明確にせず

創設者の山本氏はれいわの顔とも言える存在で、大きな影響力を発揮していた。街頭演説では大型ディスプレーや高品質なスピーカーを使用したほか、音楽の演奏グループを起用するなどして通行人の衆目を集めた。また、街頭演説や対話集会を全編YouTubeで配信するなど、従来の政党が行わなかった施策を打ち出し、熱狂的な支持者を獲得していった。

これまでの当選者を見てみると、2019年7月に実施された参議院議員選挙で、れいわは2議席を初めて獲得。山本氏は落選したが、比例代表で優先的に票を配分する制度を使い、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の舩後靖彦氏、脳性まひの障害を持つ木村英子氏が当選。この当選がきっかけとなり、国会議事堂の正面玄関と参議院の本会議場にスロープが設置された。

2021年の衆議院議員選挙では、山本氏に加え、後に共同代表となる大石晃子氏らが当選。大石氏は弁護士の橋下徹氏が大阪府知事だった時代に、府職員として橋下氏に反論する姿が注目された。

この後も、お笑いコンビ「浅草キッド」の水道橋博士氏、四肢まひの天畠大輔氏、ピアノ講師の奥田芙美代氏、東京外国語大学教授の伊勢崎賢治氏らが当選。伊勢崎氏は参議院の予算委員会にて、当時総理大臣だった石破茂氏から「先生」と呼ばれる一幕が話題を呼んだ。2024年には、れいわの最高議席となる14議席に達した。

これまでさまざまな候補者を擁立してきたれいわ。2020年7月、参院選の候補者だった大西恒樹氏は、自身のYouTubeチャンネルに投稿した少子高齢化をテーマにした動画の中で「命、選別しないとダメだと思う」と発言。高齢者に対する差別的な発言をしたことで問題になった。山本氏は釈明に追われ、大西氏は公認を取り消された。

山本氏が病気を理由に参議院議員を辞職した後、2月に衆院選が行われた。同選挙では、山本譲司氏のみが当選。民主党衆議院議員時代に秘書給与の流用で逮捕され、出所後は更生保護法人などを設立、経営していた。

れいわの代表選では、山本譲司氏に加え、民主党や日本維新の会で衆議院議員だった阪口直人氏、三鷹市議会議員の石井礼子氏が立候補しているが、山本太郎氏のような知名度、求心力はなく、能力も未知数だ。

現在のれいわは両院で国会議員が6人、得票率は2%台と、政党要件を辛うじて満たしている。また、代表選後には党名の変更も検討されており、名実ともにれいわが消滅する可能性も否めない。

カリスマの山本太郎氏が表舞台から姿を消し、残された議員たちには重責がのしかかる。れいわは大きな転換点を迎えている。

関連記事一覧