ジャングリア、7月導入の「ふらっとチケット」に手応え 100億規模との赤字報道についても真相明かす
テーマパーク・ジャングリア沖縄が昨年7月25日にオープンしてまもなく1年を迎える。オープン当初はアプリの不具合や待ち時間のレギュレーションなど、ネガティブな話題が多かった。
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改善策として、先着順で配布されていたアトラクションの整理券が抽選制になった。また4月から大型アトラクション、7月から約3時間滞在できる新チケット「ふらっとチケット」(税込み大人2970円、子ども1980円)などを導入している。
新しい施策を打ち出してきたジャングリアだが、赤字が100億円以上との報道もある。改善策や新アトラクション、新しいチケットの効果は実際どうなのか。
来場者や売上、注力する施策について「開業から1月末までの半年間の来場者について、約65万人と発表させていただいております。月別の来場者数は公表しておりません。開業1年で、改めて来場者数については公表予定です」と広報担当が明かした。
「売上などについては、具体的な数値は現在公表しておりませんが、開業前より掲げておりました『集客施設として沖縄を代表する最大の経済規模となること』につきましても、現在のところ着実に達成見込みの進捗(しんちょく)を見せております」と回答。売上は明かしてくれなかったが、目標達成が見込める進捗だという。
具体的には「テーマパークにおいて皆さまから頂戴する入場料に次いで重要な指標である、物販、飲食部門において、おかげさまで当初想定を大幅に上回る、ゲストお一人あたりのご利用額を達成したことが後押しとなっています。地元事業者の皆様と連携した結果、沖縄ならではの魅力がしっかりと来場されるゲストからご評価いただいた結果と受け止めています」と物販や飲食品などが好調のようだ。
整理券・レギュレーションの改善や、赤字の真相
オープン当初、待ち時間や整理券などについて批判の声が多かった。混雑時のレギュレーションなどはどう変わったのか。
「繁忙日においても、1時間程度の待ち時間にコントロールすることができており大幅な運営改善が進みました。今では多くのゲストの方に、快適にお過ごしいただくことができており、直近のパーク満足度は89.2%まで上昇しています」という。
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整理券の配布方法を、先着順から抽選方式に変更した理由について「以前は朝のオープン直後にいらっしゃった方にしか体験できる権利を付与しづらかったところ、1日に数回の抽選チャンスがあり、多くの方に平等に機会が生まれることで大きな改善を評価いただいております。また、アプリについては開業からの約1年間で30回を超えるバージョン更新を行っており、パーク運営方法の変更や、ゲストの皆さまから寄せられたお声に合わせて随時更新をしております」とアップデートに関しても常々行っていると説明した。
4月に導入したアトラクションについても聞いた。「新大型アトラクション『やんばるトルネード』は一度に48名を乗車いただけるアトラクションであり、導入後は更に体験や満足度にポジティブな影響が出ています」と自信を見せた。

一部、赤字が100億円規模になるとの報道もあったが、実際はどうなのだろう。
「『100億円超の赤字』という報道は、一切の根拠のない誤報です。財務基盤については現状、ご心配いただくような状況にはございません。当社より最新で公表している2025年6月末までの決算情報において、赤字が計上されていますが、こちらは開業前のもので、設備投資や人件費などが先行する決算期のものです。このような情報などから誤解が広がっていることを憂慮しております」と否定。赤字についても、オープン前の投資によるものだと明かした。
さらに、7月から導入されたチケットについて「対象入場期間が開始して数日ですが、想定以上の方にご利用いただいており、もともとジャングリアを旅程に入れていれていなかったが、文字通り『ふらっと』訪れてくださる方が増えている実感がございます」と明かした。
「これまでの1日かけてテーマパークを楽しみたいという来場者に加えて、ジャングリアへの来訪を旅程上あきらめていた『短時間の旅程で沖縄にお越しの旅行者』における、複数施設を旅程に組み込みたいというニーズに応え、新たな顧客層を受け入れるという狙いがございます」と説明。
特に多かった声が、沖縄旅行における「時間の組み立て方」に関してだという。「2泊3日の限られた日程だから、沖縄美ら海水族館も行きたいし、北部の絶景スポットもあちこち欲張って巡りたい」「ジャングリアでの食事やアトラクション体験にもすごく興味があるけれど、1日たっぷりパークで過ごす時間がとれないかもしれない」だという。そういったニーズに応えるため「ふらっとチケット」が作られた。
沖縄旅行の隙間時間を利用したいという声に、応えて作られたチケット。だからこそ、自信もあるのだろう。
説明を聞く限り、レギュレーションや専用アプリなども改善されているように見受けられる。オープンしてまもなく1年。ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパンのような、日本を代表するテーマパークへと成長できるか。
文/並河悟志 内外タイムス編集部






