女流棋士会が呼びかけ「迷惑行為やハラスメント行為」が相次ぐ将棋界
23日、日本将棋連盟女流棋士会(女流棋士会)は公式ホームページ内にて「女流棋士会からのお願い」と題したエントリーを投稿した。
女流棋士会によると、「近年、一部において女流棋士や関係者に対する誹謗(ひぼう)中傷、無断撮影、威圧的な言動、運営を妨げる行為などが見受けられます」と指摘。
「女流棋士会は、すべての関係者が安全かつ安心して活動・参加できる環境を守るため、迷惑行為やハラスメント行為に対して適切かつ厳正に対応してまいります」と呼び掛けており、同団体に所属する女性の棋士に対して一部ファンからのハラスメントおよび迷惑行為があったことを明らかにした。
女流棋士会は1989年に設立された団体で、将棋の普及活動、会員の棋力向上を主たる活動としている。名称の通り会員は全員女性であり、10~60代の幅広い年齢の女流棋士が2026年現在738名所属している。
だが、女流に限らず将棋は競技人口が年々減少しており、昭和時代には2000万人以上いた将棋の競技人口が現在は500万人を割っている。また男女比率も男性が8割とかなりいびつな状態になっており、ファンの年齢層も70代が最も多い。
現在、将棋団体のなかには交流イベント開催のほか、YouTube活動など将棋の世界だけにとどまらない積極的な広報活動を行っているが、もともとファンとプロとの距離感が近い業界であるため、距離感を見誤ってしまうファンも多く、今回の女流棋士会による注意喚起に至ったのではないかと思われる。
前出の通り、女流棋士会の会員には10代~20代の若い女性も多数在籍している。彼女らを「見守る」行動がエスカレートして、無断撮影や心ない発言につながっている可能性はありそうだ。


