県内で今年初の麻しん確認 帰沖の20代男性 県、接触者調査し注意喚起
沖縄県は2日、県内で今年1例目となる麻しん(はしか)患者が報告されたと発表した。患者は中部保健所管内在住の20代男性で、ワクチン接種歴はなかった。男性は周囲へ感染させる可能性がある期間に不特定多数と接触した可能性があることから、県は各医療機関や県民へ注意を呼びかけている。
県によると、男性は3月28日に県外から帰沖。翌29日と31日に南部保健所管内の医療機関を受診し、4月1日に再受診した際、麻しんの疑いがあるとして検査を実施したところ、2日に陽性が判明したとのこと。症状は発熱や皮疹などで、県は男性の立ち寄り先について調査を進めている。
麻しんウイルスの空気中での生存期間は2時間以下とされており、現時点で当該患者が利用した施設などを利用しても感染することはないという。
麻しんは感染力が非常に強く、飛沫・接触感染のほか「空気感染」もするため、手洗いやマスクのみでは予防できない。先進国でも約1000人に1人の割合で死亡するといわれるほど重症化の恐れがある。今年は全国的に前年を上回るペースで感染者が報告されている。
県は、4月下旬ごろまでに麻しんが疑われる症状が出た場合は、必ず事前に医療機関へ連絡した上で受診するよう要請。受診の際は、感染拡大防止のため公共交通機関の利用を控えるよう求めている。予防にはワクチン接種が最も有効で、2回接種することで十分な免疫を獲得できる。
県は、定期接種対象者(1歳児、小学校入学前1年間の幼児)や、接種歴が不明な人に対し、親子(母子)健康手帳などで履歴を確認し、早めの接種を検討するよう呼びかけている。


