砂川副市長(右)に説明する今別府所長(中央)ら =24日、市役所・市長応接室

被災農地迅速復旧へ農水省が支援チーム派遣 今別府所長、市に制度説明

 宮古伊良部農業水利事業所の今別府純一所長が24日、市役所に砂川朗副市長を訪問し、大雨や地震など災害で農地・農業用施設が被災した際に農林水産省の職員を派遣して支援を行う「MAFF―SAT(農林水産省サポート・アドバイス・チーム)について説明した。災自治体の初動対応を技術面からバックアップする制度で、大規模災害への備えとして協力を求めた。
 この取り組みは2020年度から「災害トリアージ」の一環として実施されているもの。農林水産省農村振興関係部局が市町村で補助整備したスプリンクラーのある畑や浸透池など農地・農業用施設が被災した際、被災自治体に職員を派遣し迅速な被害把握や早期復旧を支援する。
 市町村で職員は初期情報収集、緊急調査、技術支援を行う。必要に応じ試験研究機関等への専門家の派遣要請も行い合同で調査および支援を実施する。
 災害は大雨特別警報や震度6弱以上の大規模地震を想定しており、それに準ずるような台風、大雨にも対応する。沖縄県内では過去に対応したことがないが、大規模災害の発生に備えて各市町村に説明しているという。
 今別府所長は「大規模災害が起きたときに迅速な災害復旧が大事だが、市町村で手が回らないところがあれば支援していく。市町村から要請あれば出向いてアドバイスする。一刻も早く復旧し農家が農業できるようにし、集落排水施設など生活インフラが使えるように手助けする」と制度の意義を話した。

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