ダンプトラックで運ばれる原料のサトウキビ =宮古製糖城辺工場

沖糖宮古1万2千㌧ 26日現在原料搬入 宮糖城辺2万3千㌧

 2025・26年期製糖操業の原料搬入量は26日現在、宮古製糖城辺工場が2万3179㌧、沖縄製糖宮古工場が1万2618㌧となっている。両工場とも順調な製糖操業を行っており、27日もハーベスターなどで刈り取られた原料のサトウキビがダンプトラックで運ばれていた。関係者は「糖度はまだ上がっていない」と見ており、年明けの1・2月の冷え込みによる上昇に期待している。

順調な製糖操業で刈り取られたサトウキビが運ばれている=沖縄製糖宮古工場


 宮古製糖城辺工場の製糖操業は1日に始まった。開始に当たって「今期は夏植、春植の植え付け時や株出し管理時期に適度な降雨があったが梅雨入り後から少雨となった。8~9月は干ばつ傾向が強く表れトラックによるかん水が行われた。10月に入りまとまった降雨があったことでサトウキビは回復し全体的に平年並みの生育になっている」と見ている。
 26日現在の原料搬入量は2万3179㌧、平均糖度13・34度、最高16・40度、最低9・40度。基準以下(~13・0度)は8579㌧(37・01%)、基準糖度帯(13・1度~14・3度)は1万1388㌧(49・13%)、基準以上(14・4度~)は3211㌧(13・85%)となっている。
 沖縄製糖宮古工場は18日に製糖操業を開始した。同工場も10月の降雨により青葉の回復が見られ生育は順調に推移したと見ている。
 26日現在の原料搬入量は1万2618㌧、平均糖度13・57度、最高19・30度、最低8・10度。基準以下は3783㌧(29・98%)、基準糖度帯は6055㌧(47・99%)、基準以上は2779㌧(22・03%)となっている。

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