当選証書を授与された22人の市議会議員は気持ちを引き締め任期を全うする
=市役所2階・大ホール
経験と若さが交わる22人に期待 当選証書付与式 激戦経て新議会始動へ
26日に投開票された第6回宮古島市議会議員選挙の当選証書付与式が30日、市役所で行われ、仲間正人市選挙管理委員長が当選した22人全員に当選証書を手渡した。仲間委員長と嘉数登市長があいさつし、新たに市民の代表となった議員らの活躍と市政発展への貢献に期待を寄せた。トップ当選を果たした大城仁氏が代表して「市民の声を真摯(しんし)に受け止め、信頼される議会を築いていく」と決意を述べた。
今回の市議選は定数22に対し34人が立候補する激戦となった。新人5人、元職1人、前職1人、現職15人が当選し、政治経験と新しい発想が交わる多彩な顔ぶれとなった。会場では、旧知の仲間と再会を喜び合う現職・元職の姿や、緊張した面持ちで証書を受け取る新人の姿が見られ、式典は晴れやかな雰囲気に包まれた。
式では、トップ当選の大城氏から順に、仲間委員長が一人ひとりに証書を授与。仲間委員長は「市民の負託に応えるべく誠実に職務を全うしてほしい」と祝福し、「議会と市民が一体となって宮古島のさらなる発展に取り組むことを期待している」と激励した。
当選者を代表して大城氏は「責任の重さを改めて感じている。市民の思いを形にする4年間にしたい」と当選の喜びを語り、「課題が山積する中で、対立ではなく建設的な議論を重ね、宮古島の未来を切り開いていく」と力を込めた。
嘉数登市長は「激戦を勝ち抜いた皆さまの努力に敬意を表する」と述べ「地域や市民の声に丁寧に耳を傾け、共に持続可能な島づくりを進めたい」と呼び掛けた。
また、観光業の持続可能性、物価高騰や住宅問題、人手不足、若者の定住促進など、当面する課題に言及。「今後も議会と緊密に連携し、市民一人ひとりが幸せを実感できる宮古島を目指す」と語った。


